今回は鉄道で長距離移動
記憶に残る体験だった

インド鉄道(IRCTC)では、インターネットで寝台列車を予約できる
大丈夫かよ? は当然の疑問
サイトは立派だが、動作はのろい
回線速度の問題だと思うが、何回、いつアクセスしても遅い
でも、予約自体はやりやすい
駅名なども綴りの頭を入れれば,簡単に検索して入力できた
速度以外の使い勝手は良かった、スペインよりずっとましだった印象
最後の難関はクレジットカードの決済
遅くて繋がらない
ちょっと心配だった
結局、ガイドブックに載ってる説明とは違う方法でクリアした
色々な方法があるところが、いかにもインドだな

これが、eTicket
往路の分
デリーからジャイサルメールまで
class 1A(一等寝台)
921キロ、2018ルピー(約4000円)、約19時間

このプリントが実際に通用するか,一抹の不安はあったのですが、杞憂に終わりました
時刻表さえ無いデリーの駅にはずっこけましたがね

時刻表自体は結構しっかりした物がウェブでも入手できます
例えば

ちゃんと分かりやすく表示されてます

でも、巨大なデリー(オールドデリー)駅では,ホームにもホールにもどこにも時刻表,案内が無い!
どこのホームにどこ行きの列車がいつ来るか,分かりません
この人たちは、ちゃんと自分の乗る列車がどこのホームに来るか分かってるらしいですが

いやはや、荷物引きずりながら、駅員2名に聞いて、ほぼ同じ答えだったので(一人は8番、一人は9番ホームと返答)信用して、そこで待ってました
合ってました,同じホームが前後方向に8番,9番となっていたのです
やれやれ

列車は

こんな風です
これは復路の列車ですが、往路もほぼ同じです
画面の右端,黄色い手すりの右に張り紙があります
これです

予約者の名前が張り出してあるのです
名前、国籍、性別、年齢すべて書いてあります
やたら,”個人情報”を叫ぶ輩はインド旅行はできませんぜ
もちろん,乗車後もパスポートを含め、切符の確認はあります

内部は、これも復路の列車ですが

4人部屋です
きちんと鍵もかかります
クーラーは過剰なくらい効きます
ベッドの幅は広く寝心地は良好
要するに乗ってしまえば十分に満足できます
しかも、列車の動きだしなど、いつ動いたか分からないほどスムースで,走行中も振動,騒音が少ない
びっくりしました

さて、窓について,
上の写真でもわかりますが、窓は無茶苦茶よごれているので景色はかすみがち
だけど、この窓は事故にでもあって脱出したい時,脱出ルートになる

しかし、この車両、これは隣に止まっていた一般車両ですが,窓は鉄格子入りです

窓から入る無賃乗車を防ぐためらしいが、脱出ルートにはなりません
こういうのに乗る気はしません

こういう風景は当たり前

線路は歩道の一部です


びっくりしたのはこの風景
走行中の車内からなのでブレてますが、

デリー市内です
ここにも多くの人が住んでいます、集合住宅なんです
生活格差は信じられないくらいです

普通の駅の風景も少し、

途中の駅で


構内の売店
何売ってるんだろうね

ジャイサルメール駅
ここはさすがにのんびりしてます


駅前
駅の建物は新しくてきれいでした

手前の車が駅からホテルまでの送迎車

列車の運行は、偶然だったかもしれませんが、意外に正確
往路は15分早く着いた
復路は30分くらい遅れただけ
時間単位で狂うと考えていたが拍子抜け、これもインドだ,細かいことには拘らない方がいいな

さてさて、鉄道旅行と言えば、駅弁
インドにも駅弁(車内販売です)があります

こんなパッケージで300ルピー(600円) 結構高いです
いわゆるカレーが三種
マメ,野菜と肉(チキンかマトンか忘れた)
梅干しみたいな物はスイーツといった類、詳細不明
カップの中身はライタ、これはかなり辛かった
主食はチャパティと米,米はもちろんインド米です
味はまずまず、駅弁ですから

朝は

ずばりカレーコロッケとパン
50ルピーだったはず
完全に想像通りの味、辛さは普通です


復路の列車ではこんな弁当
高い! 500ルピー これはぼったくり


野菜、卵、(多分)マメのカレー
チャパティ,米、画面の上端はパパド
カレーは結構辛めだった

この頃、すでにやや腹具合がおかしくなっていたので、半分くらい残した
味はまあまあだが,値段を考えるとペケだな

列車の各車両間は安全の為か、通路は閉鎖されている
車両に乗り間違えると悲惨
駅に止まると売り子が乗り込んでくるのが、やはりうっとうしかった
この辺りはお国柄、これが文化でしょう
実害無い範囲で違いに触れるのが、やはり旅行の価値でもあります

もう少し景色を楽しみたかったが、窓ガラスが汚いので外が見にくいのが残念だった

しかし、インドの列車旅行、貴重な経験だった

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