ヴェネツィアは約35年も前、1973年に友人たちとの旅行で訪ねたことがあります
あの時は、臭いきたない運河にびっくり
こんな汚い街、どこがいいんだ、とがっかり
この後長い間、この街は旅行先としては選択肢には入らなかった

今思えば、当時泊まったのは一泊一人1000円もしない安宿
汚くて、臭くて当然だったですがね

しかし、長い時を経て、ヴェネツィアいいかも、と再評価

訪ねて正解でした
もっとも、ヴェネツィア空港に降りた時、外貨は15ドルしかなかった
島まで渡る船は10ユーロ
ドルでは役に立たない

開港したばかりの中部国際空港は、通関したら外貨に交換する両替所無かった(今は有ります)
経由地のフランクフルト空港でもEU通関手続き後のセキュリティエリア内では両替所無かった
(いったんセキュリティエリア外へ出れば、銀行は有ったんですがね)
ヴェネツィアで何とかなるさ、とそのままヴェネツィアへ

しかし、夜遅く、銀行は既に閉まっている閑散とした空港
これが天下の観光地ヴェネツィアの空港か、といった風情

捜しまくって、ひっそり開いている両替所(Cambio)見つけてほっとした
渡し舟の切符買うのも、売り場分からず結構捜した
初日から冷や汗


有名なサンマルコ広場


何でここにエッフェル塔が有るの!(工事中の建物のマスクです)
イタリア式のユーモア?
ハトは無茶苦茶多い


泊まったホテルはサンマルコ広場に面したホテル
出入り口は広場には面してませんが食堂から広場は見える場所
物価が高いヴェネツィアでは一泊100ユーロは安い方
部屋は大したことないですがね

朝からのんびりお散歩


朝は人もまばら


この辺りは超高級ホテルのある所
見るだけ

船着き場の正面です


サンマルコ広場

ドゥカーレ宮殿から広場を俯瞰
シーズンオフに近い時期だが人はあふれている
さすが世界の観光地
街中がテーマパークと考えれば物価が高いのも納得


ここにも劇場が在ります

フェニーチェ劇場
なんでも火災で失われたものを最近修復したのだとか

内部は定番どうり




出し物はWagnerのParsifal

はっきりいって退屈でした
信仰心の無い者にはピンと来ない
Wagnerの作品であれば、重厚長大も当然、飽きちゃいますね


参考までにパンフレット



こういう格調高いのより、観光客相手のこんなヤツの方が楽しかった

昔風のなりで有名なアリアを歌うもの

ちょっとプアな写真ですが雰囲気は分かりますね


ヴェネツィア見どころは多いが、この旅では写真はあまり撮らなかった
博物館なども行ったが、あまり感激しなかった
それより、迷路のような街をさ迷い歩くのが楽しかった
街並み自体が最高の見せ物

朝、昼、夕方、海と街並みが見せる表情は変わります
夜景も素晴らしい

世界中から観光客が押し寄せる理由が分かりました
物価は高いけどね

また、訪ねてみたい

次はヴェネツィアから遠足、国境の町トリエステ